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Q.NISA・iDeCo・個人年金保険。運用益が非課税なのはどれ?【シュナ室長のまるわかり研究室#09】

小林 純子
イラスト
OMIKI
UPDATE
2025/07/29/
①NISA・②iDeCo・③個人年金保険。一般的に運用益が非課税なのはどれ?

お金のことで悩みながらも、上手にお金と付き合いたい……そんな人の前に現れるのがシュナ室長。物知りで白衣がトレードマークのシュナウザー犬・シュナ室長による『まるわかり研究室』にようこそ! 今回は「運用益が非課税の資産形成」について。将来のために資産運用を始めたいと思っても「金融商品はいろいろあって、何をはじめたらいいかわからない」「運用した分について税金はかかるの?」と、なかなか第一歩が踏み出せない方は、クイズを交えながらシュナ室長と一緒に学んでみましょう!

おっほん。『まるわかり研究室』のシュナ室長じゃ。食料品やエネルギー価格はじわじわと値上がりしているが、わしの給料はそのまま……トホホじゃ。本気で老後資金を準備せねばならんが、みんなはどうやって資産形成をしておるかな? えっ、何もしていない?NISAやiDeCo、個人年金保険のメリットや違いがわからないじゃと? それはいかん。クイズで楽しく考えてみようだワン!

シュナ室長シュナ室長

解けるかな!? 問題にチャレンジ!
レベル★★☆☆☆

①NISA・②iDeCo・③個人年金保険。一般的に運用益が非課税なのはどれ?

 

【シュナ室長からのヒント】

それぞれ違いはあるが、選択肢のうち2つは国が投資を促すために設けた制度だから、税制優遇を受けながら資産形成ができるのが魅力だワン。そう考えると答えは……、おっと答えを言ってしまうところだった! ワンワン、いや、ノンノンだ。

シュナ室長シュナ室長

 

 

答え

正解はAの「NISAとiDeCo」。

一般的に運用益が非課税なのはNISAとiDeCoです。個人年金保険には運用益の非課税制度はありません。

通常、資産運用で利益が出ると、運用益の約20%の税金がかかるのは知っておるかな? たとえば1万円の利益が出たら、約2千円も税金で納める必要があるのじゃ。しかし、NISAやiDeCoは政府の税制優遇で資産形成を後押しする制度。運用益が非課税となるから、1万円がそのまま手元に残るのじゃよ。他にも違いがあるから見てみよう!

シュナ室長シュナ室長

NISA、iDeCo、個人年金保険の主な違い

  NISA iDeCo 個人年金保険
税制優遇 ・運用益が非課税 ・運用益が非課税
・掛金全額が所得控除の対象
・受取時は公的年金控除や退職所得控除の対象
・掛金の一定の金額が所得控除の対象(保険期間が5年未満など控除対象にならないものもあり)


投資上限・拠出限度額

・年間投資枠は360万円(つみたて投資枠:120万円、成長投資枠240万円)
・非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
・職業により異なる
(年額24万円〜81.6万円)
引き出し ・いつでも可能 ・原則60歳まで不可 ・いつでも可能
注意点 ・元本割れのリスクがある ・元本割れのリスクがある ・中途解約をすると解約返戻金が元本を下回る可能性がある
・受取時、中途解約時には税金がかかる場合もある

複雑に感じられる資産運用の制度や商品も、「運用益が非課税なのはNISAとiDeCo」というように、ポイントを抑えることで理解しやすくなります。

各サービスにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の目的や判断基準に合わせて選びましょう。1つのサービスに絞らずに、併用することも可能ですよ!

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それでは次回の【まるわかり研究室】の開講をお楽しみにー!

監修:株式会社FPフローリスト 小俣彩氏

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