お金と上手に付き合っていきたい……そう願う人の前に突如現れる『まるわかり研究室』にようこそ! 今回は、住宅を購入するために住宅ローンを組む際、原則加入することになる「団体信用生命保険(団信)」についてです。家を建てるなら必須の知識「団信」について、物知りで白衣がトレードマークのシュナウザー犬・シュナ室長と一緒にクイズで学んでみましょう!
解けるかな!? 問題にチャレンジ!
レベル★☆☆☆☆
【シュナ室長からのヒント】
答え
正解は…Aの「加入する年齢によって保険料が変わる」が間違い!
団信は、住宅ローン返済中に、住宅ローン利用者が万が一亡くなったり、高度障害状態になったりした場合に、住宅ローンを返済してくれる保険です。保険料は、貸す側の銀行が負担する形や、契約者が住宅ローン金利に「+0.3%」などと上乗せする形で支払う方法などがあり、加入時の年齢によって保険料が変わることはありません。
代表的な特約
※一例になります
項目 | 保障内容 |
---|---|
がんの保障 | 所定のがんの診断を受けた際に、住宅ローンの残債分が全額、または半額支払われる |
3大疾病の保障 | 3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)で所定の状態になった場合、住宅ローンの残債分が支払われる ※金融機関によっては、一定期間の住宅ローン返済分を保障し、所定の状態が続いた場合に残債分が全額支払われるものもある |
8大疾病の保障 | 上記3大疾病に加え、5つの重度慢性疾患(高血圧症、糖尿病、肝硬変、慢性膵(すい)炎、慢性腎不全)で所定の状態が続いた場合に住宅ローンの残債分が支払われる ※病気の種類によって保障内容は異なる |
病気・ケガの保障 | 病気やケガにより所定の就業不能状態になった場合に一定期間の住宅ローン返済分が支払われる ※金融機関によっては、一定期間の住宅ローン返済分を保障し、所定の状態が続いた場合に残債分が全額支払われるものもある |
がんと診断されて働けなくなったり、ケガで入院して収入が減少したり……など、万が一住宅ローンの返済ができなくなってしまった時に、家族を守るのが「団信」です。他に加入している保険とのバランスも考慮しながら、自分に合う団信(特約)を慎重に選ぶようにしましょう。
それでは次回の【まるわかり研究室】の開講をお楽しみにー!
▼第4回目のクイズはこちらをご覧ください。
Q. 会社員が給与から引かれる税金(所得税・住民税)は年間いくら?【シュナ室長のまるわかり研究室#4】
監修:株式会社FPフローリスト 小俣彩氏