Q. 3人の中で、嘘をついているのは誰？【シュナ室長のまるわかり研究室#06】

お金と上手に付き合っていきたい……そう願う人の前に突如現れる『まるわかり研究室』にようこそ！　私たちの生活の中で当たり前に見かけるようになったキャッシュレス決済。カード決済だけでも「デビットカード」「クレジットカード」「プリペイドカード」などがあります。普段から利用している方もいるかと思いますが、それぞれのカードの違いはお分かりでしょうか？　そこで今回は、そんなカード決済について、なんとなく使っている方も、今まで使ったことのない方も、クイズを交えながらシュナ室長と学んでみませんか。

おっほん。『まるわかり研究室』のシュナ室長じゃ。今の世の中は、キャッシュレス化が進んで、何でもピピッとカードで支払い。あぁ便利じゃ〜。みんなも、何枚かカードを持っておるじゃろ。
ところで「デビットカード」「クレジットカード」「プリペイドカード」とカード決済には色々種類があるが、違いは知っているかな？　えっ、よくわかってないじゃと？　

そんな時は、わしが大好きなクイズで楽しく考えるのが一番だワン。カードの特徴がわかればもっと使いこなせるようになるぞ！

シュナ室長

解けるかな!?　問題にチャレンジ！
レベル★★☆☆☆

【シュナ室長からのヒント】

みんな本当の事を言っていそうだけど、よ〜く聞いてみよう。「誰」が何を言っているかを整理すれば、意外と簡単に解けるかも……。

シュナ室長

答え

正解は…B。嘘をついていたのはデビットカードちゃんです。
デビットカードは、支払いと同時に自分の銀行口座から代金が引き落とされる仕組みで、支払い回数は1回払いのみ。「分割払いができる」と言っていたデビットカードちゃんが嘘をついていました。この中で分割払いができるのはクレジットカードのみです。

推理ゲームのように、デビットカードちゃんが嘘をついていると仮定したら、クレジットカードさんの「デビットカードちゃん、嘘ついてるでしょ」は真実、プリペイドカードくんの「僕嘘ついてないよ」も真実となって、答えはわかるけど、カードの違いを知っていたら一瞬で解ける問題じゃろ。

シュナ室長

デビットカードは、決済と同時に自分の銀行口座から代金が引き落とされる「即時払い」で、口座残高が不足していると決済できません。年齢や職業、年収などを確認する与信審査が不要で、銀行口座があれば高校生（原則15歳から※）でも持つことができます。
※デビットカードによっては12歳から発行可能な場合もあります

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クレジットカードは、支払いの後でまとめてカード会社から請求がくる「後払い」型の支払い方法。1回払いの他、分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどを選択できるのが特徴です。新しくクレジットカードを発行するには与信審査が必要で、原則18歳以上からしか持てません。

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一方でプリペイドカードは、あらかじめカードにお金をチャージしておく「前払い」型で、チャージ金額の範囲内で決済することができます。与信審査が不要で、年齢制限もありません。交通系のICカードや、使い切り型の図書カード、QUOカードなどがあります。

デビットカード、クレジットカード、プリペイドカードの違いをまとめました。

項目	デビットカード	クレジットカード	プリペイドカード
支払回数	1回払いのみ	1回払い、分割払い、リボ払いなど	1回払いのみ
支払いのタイミング	即時払い	後払い	即時払い
支払方法	自分の銀行口座から支払う	カード会社が一時的に代金を立て替えて請求月に請求先口座から引き落とし	事前にチャージ
与信審査	原則不要	必要	原則不要
年齢制限	原則15歳以上	原則18歳以上	原則年齢制限なし